NISMO、それは世界のモータースポーツシーンに栄光を刻んできた日産ワークスチームの名前。NISMO、それはモータースポーツファンにレース用マシンやチューニングパーツを提供してきたレーシングブランドの名前。そしていま、NISMOは日産のクルマ達にもうひとつの“今までなかったワクワクを”世界に向けて発信するブランドへと進化した。そんなNISMOからの新しいメッセージ、マーチNISMO。
日産のモータースポーツ活動、NISsan MOtorsportsに由来するNISMO。1933年の日産自動車の創業からわずか2年後、日産ワークスチームは「全日本自動車競争大会」で早くも初勝利を飾り、ここからレジェンドがはじまる。ル・マン24時間レースなどの耐久レースやツーリングカーレースを中心に、世界の頂点のレースに挑戦し数々の輝かしい成績を残してきた。全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権でも1992年に前代未聞の全6戦全勝を果たすなど、常に主役として活躍。さらに、全日本ツーリングカー選手権の終了を受けて1994年から始まった全日本GT選手権/SUPER GTではGT-RやフェアレディZにより、多くのタイトルを獲得してきた。また、NISMOはモータースポーツの裾野拡大のため、さまざまなレーシングカーやチューニングパーツを販売。世界中のプライベーターに一線級のポテンシャルを提供してきた。日産の歴史は、まさにモータースポーツと共にある。
日産がNISMOを通じてモータースポーツ活動を積極的に行う大きな理由は2つある。ひとつは、モータースポーツを「クルマを楽しむ文化」として育てること。クルマを思いのままにドライビングする楽しさを突き詰めれば、そこには必ずモータースポーツがある。モータースポーツとは、クルマを走らせる歓びの原点であり、究極だと思うのだ。
そしてもうひとつは、レーシングテクノロジーの量産車へのフィードバックである。世界トップレベルのモータースポーツに投入されるテクノロジーはイノベーションの連続であると同時に、職人達の匠の領域である。一見すると、姿形もパフォーマンスも、量産車とかけ離れた存在に映るかもしれないが、勝つために必要なのはエンジンパワーだけではなく、運転のしやすさであり、疲労の少ない乗り心地であり、極めて高度な安全性と信頼性なのである。日産とNISMOは、一体である。そこには人と人の濃密な交流と、技術の交流が存在する。だからこそ、NISMOを中心としたモータースポーツ活動には大きな意味がある。
NISMOは、これまでモータースポーツのDNAを受け継いだロードゴーイングカーを少量生産してきた。しかしNISMOにしかつくれない、直系ワークスチューンの真価を実感できる走り、NISMOらしさにあふれたデザイン、そしてNISMOの情熱とスピリットを一部の人だけのものにしたくない。世界に向けて、もっと多くの人に「今までなかったワクワクを」発信したい。そんな想いを込めて造り上げたのが、マーチNISMO/NISMO Sである。世界中で愛されているこのコンパクトなボディに、NISMOのこだわりをぎっしりとつめ込んだ2つのマーチNISMO。いま、クルマをドライブする新しい楽しさ、クルマを持つことの新しい歓びが始まる。
NISMOのエンブレムが証明する
NISMOロードカーは、そのエンブレムにふさわしいクルマとするために、これまで幾多のレースで蓄積してきた技術と経験のすべてを注ぎ込んで開発される。ドライバーとエンジニアによって何度も繰り返される開発とテスト。そして、人の手で丹念に造り込まれる製造現場。だからこそ、世界中のドライバーがNISMOらしさを感じることができるのだ。
街中では固い乗り心地を我慢し、ワインディングロードでのみイキイキと楽しめる。
マーチNISMO/NISMO Sは、そんな過去のスポーティさとは一線を画す、新しいスポーティを提案する。
それを一言で語るならタウンスポーツとでも言ったらよいだろうか。よりモダンで、インテリジェントなスポーツである。
コンパクトなマーチのメインステージは、やはり街中である。だからこそ、街中で楽しめる気持ちのいい走りを
日常的に味わえることを目指した。とはいえ、そこはNISMO。
ステアリングを握ればそこには程よい緊張感が漂い、何気ないコーナーさえも
スポーツする快感を堪能させてくれる。
さらに、低速トルクを重視した専用開発の1.5Lエンジン、
自在に操れる5速マニュアルトランスミッション、そして専用インテリアを採用した
NISMO Sでは、プラスアルファの楽しさが待っている。
エアロダイナミクス
レースフィールドからのフィードバックにより、ゼロリフトを実現したエアロダイナミクス。
一見すると見なれたマーチでありながら、どこかただ者ではない雰囲気を漂わせるスタイル。それがマーチNISMO/NISMO Sである。例えば専用デザインのフロントバンパーは、サーキットでSUPER GTシリーズを戦うGT-Rの空力ノウハウを投入。効果的なダウンフォースを発生させるとともに、ルーフスポイラーにより空気抵抗を減少。ゼロリフトを実現したことで、高速走行時でのタイヤのグリップが増し、安定感あふれる走りが味わえる。
■Front Bumper
■Roof Spoiler
データに隠された真実
データが語る真実を知るためには、レース活動をベースとした技術と経験が必要となる。NISMOのエンジニアは、無数のデータから開発の核となる数値を抽出し、改良することでNISMOロードカーを進化させる。それがNISMOロードカーのパフォーマンスを向上し、NISMOらしい乗り味を保証するのである。
サスペンション
サスペンションからタイヤ、ステアリング、ブレーキに至るまで専用チューニング。マーチNISMO/NISMO Sが目指したハンドリングは、軽量コンパクトなボディと引き締まった足回りによって、狙ったラインに一発で入り正確にコーナーをトレースできる操舵感、そして路面の継ぎ目が多い高速道路でもダンピングの効いたフラットな乗り心地である。そのために、サスペンションの動きをきめ細かくチューニングすると同時に、NISMO Sにはステアリングギヤ比もクイックにチューニング。軽快かつ路面に吸い付くような走りを実現し、さらにはスタビライザーも追加した。また、タイヤは205/45R16へサイズアップ。パワーステアリングやブレーキにも、徹底したこだわりでチューニングが施されている。
■Suspension
ボディ
さらなるスポーティさを求めたNISMO Sは、ボディ各部の剛性も向上。1.5Lエンジンを搭載したNISMO Sでは、大幅にアップされたトルクに対応し、足回りだけでなくボディにもレーシングテクノロジーがフィードバックされた。基本的なメニューは、大きな荷重が掛かる部位の強化・剛性アップで、 1 フロントサスペンションメンバーステー、 2 フロア2ヶ所のトンネルステー、 3 リヤサスペンションステー、そして 4 テールクロスバーの追加である。軽さというマーチの美点を損なうことなく、また重量バランスを考慮しながら最適な車体補強を行った。ステアリングギヤ比の変更に伴い、ラック剛性の向上も図られている。これらのチューニングが生み出すNISMO Sの走りは、ドライビングの楽しさがパワーだけではないことを教えてくれるだろう。
パワートレイン
NISMO/NISMO S、2つの個性を明快に主張するエンジン&トランスミッション。
タウンユースの日常走行の楽しさを重視したNISMOは1.2Lエンジン+エクストロニックCVTを。ワインディングロードの走りもターゲットにしたNISMO Sは、1.5Lエンジンと5速マニュアルを。コンセプトは共通だが、その走りには明快に異なる主張がある。なかでも1.5LのHR15DEはカムプロフィール、圧縮比、エキゾーストシステム、ECMの電子制御までもファインチューニング。力強い低速トルクでマニュアルならではの、自在に操る快感を味わえる。
■HR15DE
■5-speed Manual Transmission
徹底した開発の成果
日産車は、数年をかけて大規模な開発とテストを経て完成される。NISMOはベース車の基本を活かし、その性能をさらに解き放つため開発を続ける。開発ドライバーとエンジニアが切磋琢磨しながら行う無数のテストと熟成を経て、NISMOのロードカーは徹底的に仕上げられる。
それは、NISMOのパッションとこだわりが描いたインテリア。
コンパクトな軽量ボディへのこだわりのチューニングが、日常のドライビングを気持ちよくする。
それはNISMOが提案する、大人のための新しい楽しみ方。
マーチNISMOは、このコンセプトをエクステリア、インテリアのデザインにも貫いた。
MARCH NISMO S
MARCH NISMO
コクピット&シート
ブラック&レッドを基調にした、スポーティで都会的なインテリア。
ブラックインテリアにレッドを“差し色”として用いた締まったデザイン。スポーティでありながら、大人っぽささえ感じさせるマーチNISMOのインテリア。 特にこだわったのが、常にドライバーが手に触れるステアリングである。スポーツドライビングに欠かせないレッドセンターマーク付本革・アルカンターラⓇ巻3本スポークステアリングは、握った瞬間に質感の高さとドライビングへのワクワクするような期待感を高める。さらにNISMO Sでは、「nismo」のロゴが入ったレッドのタコメーター、ホールド性と座り心地に優れたスエード調マテリアルを用いた専用スポーツシートを装備。そして、アルミ製ペダル&フットレストなど、随所に「本物」であることの主張が込められている。
■Red Tachometer
●NISMO/NISMO S 共通主要装備
■LEDハイパーデイライト(車幅灯連動)
■専用レッド電動格納式リモコンカラードドアミラー(ドアロック連動自動格納機能付)
■リヤフォグランプ
■専用車速感応式電動パワーステアリング
■専用本革・アルカンターラⓇ巻3本スポークステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)
■専用タイヤ ブリヂストン POTENZA RE-11(205/45R16 87V)& 16インチアルミホイール(16×7J)
■専用エンブレム
■専用フロントグリル
■専用フロントバンパー
■専用サイドシルプロテクター
■専用リヤバンパー
■専用ルーフスポイラー(ハイマウントストップランプ付)
■専用フェンダーモール(フロント・リヤ)
■専用サスペンション(スプリング、ショックアブソーバー)*
■ドアサッシュブラックアウト
* NISMO、NISMO Sで仕様が異なります。
●NISMO S 専用主要装備
■HR15DEエンジン(専用チューン)
■5速マニュアル
■専用シフトノブ&シフトブーツ(レッドステッチ付)
■専用ピアノ調フィニッシャー(シフトノブ、エアコン吹き出し口、フロントパワーウインドウスイッチベース)
■専用コンビメーター(nismoロゴ入り、220km/hスケール)
■専用アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチペダル、フットレスト(nismoロゴ入り)
■専用スポーツシート(nismoロゴ入り、レッドステッチ付)
■NISMO S専用エンブレム
■専用サスペンション(スタビライザー)
■専用エキゾーストシステム
■専用ブレーキシステム
■専用チューニングコンピューター(ECM)
■車体剛性強化(フロントサスペンションメンバーステー、トンネルステー2ヵ所、リヤサスペンションステー、テールクロスバー)
●(PM)はパールメタリック、(M)はメタリック、(3P)は3コートパールの略です。
● ボディカラーは、表示する画面の関係で実際の塗色とは異なって見える場合があります。
NISMOのより詳しい仕様は下記でご案内しています。
本Webカタログ内の情報をご覧ください。
数値の先にある、人の感覚がもたらす乗り味
NISMOの開発ドライバーはデータ上の速さだけを求めない。なぜなら、その走りにNISMOらしさを与えることを何よりも大切にしているからだ。開発ドライバーの鋭敏な感覚によって仕上げられるNISMOロードカーには、圧倒的なパフォーマンスに加えてワクワクするような興奮がある。それは、サーキットでもストリートでも変わらない。すべてのNISMOがNISMOらしさを備えている理由はここにある。
NISMOとは、レースシーンで磨かれた日産の究極のパフォーマンスそのもの。過酷なモータースポーツの現場で闘い、数々のマシンを勝利させてきたドライバーと技術者たち。この経験と技術を注ぎ込み、NISMOロードカーは誕生する。
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