新居浜市〜四国中央市を家族で楽しむ“ここでしかできない”体験尽くし
新居浜市〜四国中央市を家族で楽しむ“ここでしかできない”体験尽くし
日本三大銅山のひとつであった別子銅山を背景に誕生した新居浜市と、日本一の紙のまち・四国中央市。観光坑道見学や砂金採り体験や、紙すき体験など、銅山と紙をテーマにした二つの市だからこそできる体験を求めて、ラグジュアリーな乗り心地&パワフルな走り&ゆったり余裕の空間が快適な、電気自動車「日産アリア」 で巡ってきました!
日本三大銅山のひとつであった別子銅山を背景に誕生した新居浜市と、日本一の紙のまち・四国中央市。観光坑道見学や砂金採り体験や、紙すき体験など、銅山と紙をテーマにした二つの市だからこそできる体験を求めて、ラグジュアリーな乗り心地&パワフルな走り&ゆったり余裕の空間が快適な、電気自動車「日産アリア」 で巡ってきました!
日本三大銅山のひとつであった別子銅山を背景に誕生した新居浜市と、日本一の紙のまち・四国中央市。観光坑道見学や砂金採り体験や、紙すき体験など、銅山と紙をテーマにした二つの市だからこそできる体験を求めて、ラグジュアリーな乗り心地&パワフルな走り&ゆったり余裕の空間が快適な、電気自動車「日産アリア」 で巡ってきました!
鉱山鉄道・観光坑道
鉱山鉄道を縮小再現した可愛いトロッコ列車と、銅山の世界を模した観光坑道
可愛らしいトロッコ列車で行く坑道を再現した世界の入口へ
当時の蒸気機関車を復元した観光トロッコ列車で、建設されたままの姿を保つ端出場隧道や、有形登録文化財に指定された端出場鉄橋を通って観光坑道へ。坑道の中には江戸〜明治〜大正にかけての別子銅山が人形や巨大なジオラマ、映像などで再現されています。
別子銅山最後の採鉱本部跡地である端出場で体感するリアルな銅山の歴史
最初に訪れたのはマイントピア別子。別子銅山で最後まで創業していた端出場採鉱本部跡につくられた、銅山をモチーフにしたテーマパークです。現役当時の姿そのままの産業遺跡を活用したトロッコ列車と、坑道を再現した鉱山観光はマイントピア別子の目玉アトラクションのひとつ。別子銅山について楽しく知ることができます。
マイントピア本館から観光坑道入口までトコトコ走るレトロ可愛いトロッコ列車
日本で最初の山岳鉄道を83%に縮小再現したという、なんともレトロで可愛らしいスタイルのトロッコ列車は鉄道ファンでなくてもテンションが上がります! 観光坑道の入口まで片道約5分の短い旅ですが、鉄道開通当時に建設された現役の隧道や、登録有形文化財に指定された端出場鉄橋、足谷川の景観など見どころがたくさんあります。
かつての火薬貯蔵庫を活用したリアルな展示で江戸時代からの銅山の歴史を知る
別子銅山の地下坑道を再現した全長333mの観光坑道では、等身大の人形や巨大なジオラマ、映像などによって当時の様子がリアルに紹介されています。見て・聞いて・触って、遊びながら別子銅山について知ることができるだけでなく、薄暗いトンネルを足元の灯だけで進んでいくという、ちょっとした探検・冒険気分も楽しめます!
砂金採り体験
正真正銘の“お宝探し”に時間を忘れてみんな熱中! 採れた砂金はお土産に
激レア鉱石をGETできるかも?! 大人も子どもも熱中する砂金採り体験
古くから川で行われてきた手法を再現した「砂金採り体験」。砂の中に含まれているのは、金、銀、5種類の天然石に人工ダイヤ。制限時間30分の中でどれだけの鉱石を見つけられるかチャレンジしてみよう! 見つけた鉱石は全て自由に持ち帰ることができます。
金と銀に5種類の天然石、超レアアイテムは見つかるかな?
坑道観光の次はお待ちかねの砂金採り体験。水槽の砂に埋もれた砂金を探す30分の体験に挑戦です。砂に混ざっているのは砂金のほかに、アメジスト、水晶、ローズクォーツ、タイガーアイ、カーネリアンという5種類の天然石。1つの水槽に3つしか入っていない人工ダイヤモンドを見つけられたら超ラッキー! 採れた砂金や天然石は容器に入れて持ち帰れます。
昔ながらの手法で砂金を採る初めての体験。手順を教えてもらったらさあ始めよう!
砂金採りはマイントピア本館から少し離れた屋根付きの屋外施設で体験します。最初に採れた砂金を入れる小さな容器と、砂をすくう「パン」という皿を受け取ったら、さっそく砂金採りスタート。パンですくった砂をやさしく揺すって比重の重い金を沈め、砂だけをそっと捨てて金を残すという単純な作業ですが、これが意外なほどハマるのです。
「あった!」「きれい!」あちこちから歓声が上がる。なんと人工ダイヤモンドもGET!
最初はせっかくすくった砂を全部捨ててしまうこともあったけれど、だんだんコツがわかってきて…。目が慣れてきたら砂金も天然石も簡単に見つけられるようになりました。「これそうかなぁ?」「見つけた!」いろんな声が聞こえてきて、みんな真剣な顔つきで楽しんでいます。なんと最後の最後に人工ダイヤモンドも見つけることができて大満足!
旧端出場水力発電所
きゅうはでばすいりょくはつでんしょ
円窓や半円アーチ窓がレトロな赤レンガ造りの美しい水力発電所
100年以上前の最新鋭の設備がそのまま残された迫力のある空間
足谷川を挟んでマイントピア本館の対岸にある旧端出場水力発電所は、明治45年に建設された別子銅山の近代化を支えた水力発電所。アーチ窓のある赤レンガ造りの建物はレトロで雰囲気も抜群。2023年3月に保存修理工事を終えて一般公開された新しい観光スポットです。
当時の発電機がそのままの姿で残されている発電所内部も必見
2023年3月に保全整備を終えて一般公開が始まった旧端出場水力発電所は、竣工当時「東洋一」といわれた597mの落差を利用した、国内最大級の発電を誇る水力発電所でした。円窓や半円アーチ窓が美しいレンガ造の外観だけでなく、発電機の真下から見るぺルトン水車や見学デッキから見る水圧鉄管、周波数変換機なども見応え抜群です。
本館の対岸に建つ瀟洒な旧水力発電所は別子銅山の近代化を支えた貴重な産業遺産
砂金採り体験が終わったら、そのまま足谷川に架けられた橋を渡って対岸の旧端出場水力発電所へと向かいます。赤レンガ造りの美しい旧端出場水力発電所は、別子銅山の近代化を支えた貴重な産業遺産であり、同時に採掘本部跡を活用した本館の建物と対を成すようなマイントピア別子のシンボル的存在でもあります。
巨大な発電機や変速機が並ぶ内部はまるで映画に出てくるスチームパンクの世界
建物の中は1階と2階が吹き抜けになった大きな空間に、迫力満点の巨大な発電機と3基の周波数変換機が並んでいて、自分が小人になったような不思議な感覚に。一番のお勧めは2階の眺望エリアから眺める建物内部の全景。昭和期の写真を収めたデジタルアルバムもとっても興味深かったです。
レストランもりの風で地元の旬の食材を使った名物料理に舌鼓
旧端出場水力発電所の見学を終えたらちょっと早めのランチタイム。本館2階にあるレストラン「もりの風」でお勧めの名物料理「別子いのしし肉の陶板鍋」と「別子ししカツカレー」をいただきました。初めて食べるいのしし肉は特別なおいしさ!他にもうどんやお子様カレーランチなどメニューも充実していて、窓の外に眺める緑に癒されながら大満足のランチでした。
東平
とうなる
「東洋のマチュピチュ」という呼び名にふさわしい巨大な産業遺跡群は圧巻のスケール
山中に佇む巨大な煉瓦造りの産業遺跡が当時の繁栄を偲ばせる
最盛期には5,000人あまりの銅山関係者とその家族が住んでいたという東平エリア。昭和43年の東平坑閉坑によって無人となった東平には、歴史的建造物のような大規模な産業遺跡が残されていて「東洋のマチュピチュ」としてその名を広く知られるようになりました。
最盛期には5,000人を超える人が住んでいたという驚きの“空中都市”
マイントピア別子から細い山道をくねくねと曲がりながら上っていくと、巨大な産業遺跡が建ち並ぶ東平ゾーンへと到着します。昭和43年の東平坑の閉坑によって現在は無人の地となった東平に立つと、かつての栄華が目に浮かんでくるようです。東平歴史資料館では、かつての東平の様子を豊富な資料で紹介しているので、ぜひ立ち寄ってみたいもの。
こんな山奥にこれほど大規模な構造物があることが不思議
坑道から運び出された鉱石を選り分ける「選鉱場」と、端出場まで鉱石を下ろすまでの一時保管場所だった「貯鉱庫」、その他にも数々の産業遺跡がある東平ゾーン。標高約750mの東平に静かにたたずむ石垣やレンガ造りの巨大な構造物は、四季折々に変化する自然の景観とも相まって、まるで神々の時代につくられた遺跡のようにも感じます。
ここも絶対立ち寄りたい。興味深い展示に思わず見入ってしまう「東平歴史資料館」
東平ゾーンにある「東平歴史資料館」では、鉱山の町として賑わった東平で人々が銅山と関わりながらどのような生活を送っていたのか、豊富な写真と資料によって紹介しています。別子銅山や周囲の自然のことなど、小さな資料館とは思えないほどの充実した内容で、東平の散策前に見学すれば、より理解が深まるかと思います。
紙のまち資料館・紙すき体験
日本一の紙のまちで本格的な紙すき体験。アーティスティックな作品づくりに挑戦!
日本一の紙のまちで、自分だけのオリジナル作品を漉いてみる
紙の歴史や紙製品の生産過程を知り、紙製品の種類の多さに驚かされる。紙のアレコレを学んだら、お待ちかねの紙好き体験!簡単にできるけど、いいものをつくろうとすると奥が深くて、完成した自分だけのアーティスティックな紙は大切な記念になりました。
どんな作品をつくろうか、いろいろ考えていると楽しくなっちゃう
東平から日本一の紙のまち・四国中央市に移動。お目当ては、紙の歴史や文化、四国中央市でつくられている紙製品や水引細工などについて紹介展示している紙のまち資料館での「紙すき体験」です。予約不要で手ぶらでOK、気軽に参加できる紙すき体験は、リピーターの方も多いという人気の体験メニューということなので楽しみです!
職人気分で試行錯誤。簡単なようで均一な厚みに漉くのは難しい!
用意されているエプロンと長靴を着用したら、いよいよ紙すき体験開始! 指導員さんの説明のもと、まずは漉き枠を選びます。名刺やコースターなどの小さいものから、A3サイズの美濃紙までいろいろありますが、初めての人は小さな作品の方がつくりやすいということなので、コースターとしおりの漉き枠を選びました。
色をつけたり模様を入れてみたり、湧き出すアイデアが止まらない
紙料を漉き枠ですくったら、枠の隅々まで素早く均等に広げることが紙すきの一番重要なポイントだそうです。紙料をきれいに広げられたら、次は色の付いた紙料で好きな模様をつけたり、切り紙や木の葉をすき込んでいくのですが、この過程が楽しくて! 枠から外して10分ほど乾燥させたらもう完成。世界に1枚だけの自分で漉いた紙に感激です!
体験後に立ち寄ったぶんぶくちゃがまは、スイーツがおいしい素敵な小民家カフェ
体験後に訪れたのはお爺ちゃんの実家をリノベーションしたというカフェ「ぶんぶくちゃがま」。古民家のほっこりした雰囲気のなかでいただく香ばしいみたらし団子や、揚げたての揚げパンは最高!ランチタイムはビーフシチューやハンバーグが人気だそうで、今度は時間を変えて再訪してみたいものです。
朝から楽しい体験三昧で、おいしいものもたくさん食べてという大満足の一日。最後に三島川之江ICの近くにある愛媛日産自動車川之江店に立ち寄って、給電してから帰路につきました!
問い合わせ先
紙のまち資料館
愛媛県四国中央市川之江町4069-1
電話番号:0896-28-6257
開館時間:9:00〜16:00
料金:入場無料 ※紙すき体験 高校生以上基本料金200円、ハガキ1枚10円〜
休館日:月曜日・祝日の翌日
駐車場:あり