特集:NISMO40周年記念日産モータースポーツの役割と使命
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恐怖や困難に打ち勝ち日本を明るくした勝利
CL:長谷見さん、星野さんの思い出深いクルマを教えてください。
星野:1250馬力のグループCは怖かったね。ストレートなんかは絶対ヤバイから。だっていくらでも加速するし、ずっとジェット気流なんだもん。
柿元:6速に入れても加速するよね。
長谷見:レーシングカーっていうのはパワーで何百キロ出ても色んな抵抗でどこかでピタっと止まってしまうんだ。ところが日産のグループCカーは予選の時なんかは1コーナー行くまで加速しっぱなしで止まらないから怖かったね。
星野:コーナーよりストレートが一番怖かった。
CL:長谷見さん、星野さんの思い出深いクルマを教えてください。
星野:1250馬力のグループCは怖かったね。ストレートなんかは絶対ヤバイから。だっていくらでも加速するし、ずっとジェット気流なんだもん。
柿元:6速に入れても加速するよね。
長谷見:レーシングカーっていうのはパワーで何百キロ出ても色んな抵抗でどこかでピタっと止まってしまうんだ。ところが日産のグループCカーは予選の時なんかは1コーナー行くまで加速しっぱなしで止まらないから怖かったね。
星野:コーナーよりストレートが一番怖かった。
CL:長谷見さん、星野さんの思い出深いクルマを教えてください。
星野:1250馬力のグループCは怖かったね。ストレートなんかは絶対ヤバイから。だっていくらでも加速するし、ずっとジェット気流なんだもん。
柿元:6速に入れても加速するよね。
長谷見:レーシングカーっていうのはパワーで何百キロ出ても色んな抵抗でどこかでピタっと止まってしまうんだ。ところが日産のグループCカーは予選の時なんかは1コーナー行くまで加速しっぱなしで止まらないから怖かったね。
星野:コーナーよりストレートが一番怖かった。

VRH35Zを搭載したR90CPは、ル・マン予選用では1200馬力に達したという(写真は1990年7月JSPC(全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)で走行するR90CP)
VRH35Zを搭載したR90CPは、ル・マン予選用では1200馬力に達したという(写真は1990年7月JSPC(全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)で走行するR90CP)
VRH35Zを搭載したR90CPは、ル・マン予選用では1200馬力に達したという(写真は1990年7月JSPC(全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権)で走行するR90CP)

VRH35Z型(V8・4バルブ DOHC・ツインターボ)
VRH35Z型(V8・4バルブ DOHC・ツインターボ)
VRH35Z型(V8・4バルブ DOHC・ツインターボ)
長谷見:ル・マンなんかでは、あの長い公道のストレートを我々は昼間380km/h位で走ります。この位になると空気抵抗でピタっと止まっちゃうんですよ。でもあそこは大陸でしょう。昼間はTシャツだけど、夜はジャケットを着る程、気温が下がる。ということは路面温度も下がる。タイヤはワンランク柔らかいものを付けて、ターボだからインタークーラーが冷えて益々パワーが上がって、夜は390km/hで一般道路を走るんです。今、F1だと350km/h位かな。
高星:330km/h位ですかね。
長谷見:ル・マンなんかでは、あの長い公道のストレートを我々は昼間380km/h位で走ります。この位になると空気抵抗でピタっと止まっちゃうんですよ。でもあそこは大陸でしょう。昼間はTシャツだけど、夜はジャケットを着る程、気温が下がる。ということは路面温度も下がる。タイヤはワンランク柔らかいものを付けて、ターボだからインタークーラーが冷えて益々パワーが上がって、夜は390km/hで一般道路を走るんです。今、F1だと350km/h位かな。
高星:330km/h位ですかね。
長谷見:ル・マンなんかでは、あの長い公道のストレートを我々は昼間380km/h位で走ります。この位になると空気抵抗でピタっと止まっちゃうんですよ。でもあそこは大陸でしょう。昼間はTシャツだけど、夜はジャケットを着る程、気温が下がる。ということは路面温度も下がる。タイヤはワンランク柔らかいものを付けて、ターボだからインタークーラーが冷えて益々パワーが上がって、夜は390km/hで一般道路を走るんです。今、F1だと350km/h位かな。
高星:330km/h位ですかね。

当時の様子を身振り手振りで教えてくださった
当時の様子を身振り手振りで教えてくださった
当時の様子を身振り手振りで教えてくださった
柿元:あの6キロもの長いストレートは1キロほど加速すると最高速に達して、残りをそのまま走るのでしょう。
星野:左足はずっとクラッチに乗っけていたよ。ちょっと変な音がしたらすぐにクラッチを切れるように、いつでも止まる準備をした。あのル・マンのストレートは嫌だったね。でもさ、こっちは命を懸けて走っているのに、変な音がしたり振動が出てると無線で言っても「気を付けて行ってきてくださ~い」って暢気な声で言われるから、もうムカついちゃって無線外しちゃったよ。
柿元:あの6キロもの長いストレートは1キロほど加速すると最高速に達して、残りをそのまま走るのでしょう。
星野:左足はずっとクラッチに乗っけていたよ。ちょっと変な音がしたらすぐにクラッチを切れるように、いつでも止まる準備をした。あのル・マンのストレートは嫌だったね。でもさ、こっちは命を懸けて走っているのに、変な音がしたり振動が出てると無線で言っても「気を付けて行ってきてくださ~い」って暢気な声で言われるから、もうムカついちゃって無線外しちゃったよ。
柿元:あの6キロもの長いストレートは1キロほど加速すると最高速に達して、残りをそのまま走るのでしょう。
星野:左足はずっとクラッチに乗っけていたよ。ちょっと変な音がしたらすぐにクラッチを切れるように、いつでも止まる準備をした。あのル・マンのストレートは嫌だったね。でもさ、こっちは命を懸けて走っているのに、変な音がしたり振動が出てると無線で言っても「気を付けて行ってきてくださ~い」って暢気な声で言われるから、もうムカついちゃって無線外しちゃったよ。
柿元:公道だから轍もありますしね。
星野:道がかまぼこ型なんだよね。
柿元:1991年からは危険だからと途中にシケインが設けられて、直線で走る距離は短くなりました。
CL:国際レースといえば、1992年のデイトナ24時間レースの勝利ですね。
長谷見:本当なら前年の1991年に参戦する予定でした。正月返上でアメリカでテストをして、フィーリングで「これはいける。よし、本番」と思った矢先に湾岸戦争が起こって急にダメになった。だけど次のレースまでには1年あったわけだから、そういう面では準備がきちんとできていたと思う。1992年には全員が勝つ気でいましたからね。
柿元:公道だから轍もありますしね。
星野:道がかまぼこ型なんだよね。
柿元:1991年からは危険だからと途中にシケインが設けられて、直線で走る距離は短くなりました。
CL:国際レースといえば、1992年のデイトナ24時間レースの勝利ですね。
長谷見:本当なら前年の1991年に参戦する予定でした。正月返上でアメリカでテストをして、フィーリングで「これはいける。よし、本番」と思った矢先に湾岸戦争が起こって急にダメになった。だけど次のレースまでには1年あったわけだから、そういう面では準備がきちんとできていたと思う。1992年には全員が勝つ気でいましたからね。
柿元:公道だから轍もありますしね。
星野:道がかまぼこ型なんだよね。
柿元:1991年からは危険だからと途中にシケインが設けられて、直線で走る距離は短くなりました。
CL:国際レースといえば、1992年のデイトナ24時間レースの勝利ですね。
長谷見:本当なら前年の1991年に参戦する予定でした。正月返上でアメリカでテストをして、フィーリングで「これはいける。よし、本番」と思った矢先に湾岸戦争が起こって急にダメになった。だけど次のレースまでには1年あったわけだから、そういう面では準備がきちんとできていたと思う。1992年には全員が勝つ気でいましたからね。

デイトナ24時間耐久レースの様子
デイトナ24時間耐久レースの様子
デイトナ24時間耐久レースの様子

様々な考えを巡らす長谷見昌弘さん
様々な考えを巡らす長谷見昌弘さん
様々な考えを巡らす長谷見昌弘さん
CL:トラブルは?
長谷見:難しいことはたくさんあったけれど、トラブルはひとつだけ。あそこのコースサイドは海岸だから、コースから少しはずれると砂なんですよ。いろんな車が走っているけれど、シボレー・カマロとかでっかいツーリングカーがわざと泥を撥ねて、それがラジエーターに詰まっちゃう。
星野:塩を含んでいるから張り付いちゃって、それでオーバーヒート。
長谷見:レースではオイルを吹いたクルマがあってね、そのオイルが付いた状態で砂を被るとインタークーラーとラジエーターに入って目が詰まっちゃうの。
柿元:水をかけたり、途中で金網を変えたり、洗浄液で洗い落したりしましたよね。
CL:トラブルは?
長谷見:難しいことはたくさんあったけれど、トラブルはひとつだけ。あそこのコースサイドは海岸だから、コースから少しはずれると砂なんですよ。いろんな車が走っているけれど、シボレー・カマロとかでっかいツーリングカーがわざと泥を撥ねて、それがラジエーターに詰まっちゃう。
星野:塩を含んでいるから張り付いちゃって、それでオーバーヒート。
長谷見:レースではオイルを吹いたクルマがあってね、そのオイルが付いた状態で砂を被るとインタークーラーとラジエーターに入って目が詰まっちゃうの。
柿元:水をかけたり、途中で金網を変えたり、洗浄液で洗い落したりしましたよね。
CL:トラブルは?
長谷見:難しいことはたくさんあったけれど、トラブルはひとつだけ。あそこのコースサイドは海岸だから、コースから少しはずれると砂なんですよ。いろんな車が走っているけれど、シボレー・カマロとかでっかいツーリングカーがわざと泥を撥ねて、それがラジエーターに詰まっちゃう。
星野:塩を含んでいるから張り付いちゃって、それでオーバーヒート。
長谷見:レースではオイルを吹いたクルマがあってね、そのオイルが付いた状態で砂を被るとインタークーラーとラジエーターに入って目が詰まっちゃうの。
柿元:水をかけたり、途中で金網を変えたり、洗浄液で洗い落したりしましたよね。

ピットでは唯一のトラブルとなった砂の対策をしつつも順調に周回を重ねた
ピットでは唯一のトラブルとなった砂の対策をしつつも順調に周回を重ねた
ピットでは唯一のトラブルとなった砂の対策をしつつも順調に周回を重ねた

レース中の星野一義さん
レース中の星野一義さん
レース中の星野一義さん
星野:でも、そのせいで水蒸気が出ちゃって前が見えないんだよ。
長谷見:それだけがトラブルだったかな。それ以外はなかったよね。
柿元:評判が良かったのは市光のHIDヘッドライト。ライバルのジャガーが問い合わせてきたくらい良かったです。
星野:でも、そのせいで水蒸気が出ちゃって前が見えないんだよ。
長谷見:それだけがトラブルだったかな。それ以外はなかったよね。
柿元:評判が良かったのは市光のHIDヘッドライト。ライバルのジャガーが問い合わせてきたくらい良かったです。
星野:でも、そのせいで水蒸気が出ちゃって前が見えないんだよ。
長谷見:それだけがトラブルだったかな。それ以外はなかったよね。
柿元:評判が良かったのは市光のHIDヘッドライト。ライバルのジャガーが問い合わせてきたくらい良かったです。

ナイトセッションでは市光のヘッドライトがひと際目立つ
ナイトセッションでは市光のヘッドライトがひと際目立つ
ナイトセッションでは市光のヘッドライトがひと際目立つ
日置:マシン、チーム、ドライバーがオールジャパンで、初参戦ながらライバルに大差をつけ、さらに周回数記録の更新を成し遂げての初優勝という快挙でしたね。
CL:そういえば、この年が初授与となるロレックスのコスモグラフ・デイトナですが、今もお持ちですか?
長谷見:もちろん、持っているよ。裏に刻印が入っているんだよ。
CL:実物、見せて頂いたことがあります。
星野:あれ、今は物凄く高いよね。
日置:デイトナでの勝利は日産だけでなく日本にとっても大きなことでした。
日置:マシン、チーム、ドライバーがオールジャパンで、初参戦ながらライバルに大差をつけ、さらに周回数記録の更新を成し遂げての初優勝という快挙でしたね。
CL:そういえば、この年が初授与となるロレックスのコスモグラフ・デイトナですが、今もお持ちですか?
長谷見:もちろん、持っているよ。裏に刻印が入っているんだよ。
CL:実物、見せて頂いたことがあります。
星野:あれ、今は物凄く高いよね。
日置:デイトナでの勝利は日産だけでなく日本にとっても大きなことでした。
日置:マシン、チーム、ドライバーがオールジャパンで、初参戦ながらライバルに大差をつけ、さらに周回数記録の更新を成し遂げての初優勝という快挙でしたね。
CL:そういえば、この年が初授与となるロレックスのコスモグラフ・デイトナですが、今もお持ちですか?
長谷見:もちろん、持っているよ。裏に刻印が入っているんだよ。
CL:実物、見せて頂いたことがあります。
星野:あれ、今は物凄く高いよね。
日置:デイトナでの勝利は日産だけでなく日本にとっても大きなことでした。

長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男組が日本製マシン、日本チーム、日本ドライバーとして初の総合優勝を果たし、762周のレース周回記録更新を果たし、その記録は27年間もの間、破られることはなかった
長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男組が日本製マシン、日本チーム、日本ドライバーとして初の総合優勝を果たし、762周のレース周回記録更新を果たし、その記録は27年間もの間、破られることはなかった
長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男組が日本製マシン、日本チーム、日本ドライバーとして初の総合優勝を果たし、762周のレース周回記録更新を果たし、その記録は27年間もの間、破られることはなかった
柿元:湾岸戦争があったり、バブルが崩壊したりと色々あった時代でしたから、日本の明るいニュースとして非常に大きな話題となりました。
星野:デイトナは本当に過酷なんですよ。あのクルマでル・マンに行っていたら、ル・マンも勝っていたな。
長谷見:デイトナとル・マンと比べると、あらゆる面でデイトナは過酷。ドライバーにとってはバンクがあるんだけど、とにかく首が大変。
星野:速度の遅いプライベーターでも向こうの人たちはバンクの走り方を知っているしね。我々はそういう経験が少ないから、彼らのクルマが上に上がってきたらどうしようとか、色々と考えちゃったよ。
CL:ちなみに縁起を担ぐというようなことってあるのですか。以前、このR91CP搭載のVRH35Zを開発された林義正さんにお伺いした際、「レースでは人間にはどうすることもできないことがある。たまたま鳥が飛んできたとか、たまたまゴミが風に乗って運ばれてきたとか。自分たちができるすべてを尽くした後、神社にお参りに行く」とのことでした。
柿元:湾岸戦争があったり、バブルが崩壊したりと色々あった時代でしたから、日本の明るいニュースとして非常に大きな話題となりました。
星野:デイトナは本当に過酷なんですよ。あのクルマでル・マンに行っていたら、ル・マンも勝っていたな。
長谷見:デイトナとル・マンと比べると、あらゆる面でデイトナは過酷。ドライバーにとってはバンクがあるんだけど、とにかく首が大変。
星野:速度の遅いプライベーターでも向こうの人たちはバンクの走り方を知っているしね。我々はそういう経験が少ないから、彼らのクルマが上に上がってきたらどうしようとか、色々と考えちゃったよ。
CL:ちなみに縁起を担ぐというようなことってあるのですか。以前、このR91CP搭載のVRH35Zを開発された林義正さんにお伺いした際、「レースでは人間にはどうすることもできないことがある。たまたま鳥が飛んできたとか、たまたまゴミが風に乗って運ばれてきたとか。自分たちができるすべてを尽くした後、神社にお参りに行く」とのことでした。
柿元:湾岸戦争があったり、バブルが崩壊したりと色々あった時代でしたから、日本の明るいニュースとして非常に大きな話題となりました。
星野:デイトナは本当に過酷なんですよ。あのクルマでル・マンに行っていたら、ル・マンも勝っていたな。
長谷見:デイトナとル・マンと比べると、あらゆる面でデイトナは過酷。ドライバーにとってはバンクがあるんだけど、とにかく首が大変。
星野:速度の遅いプライベーターでも向こうの人たちはバンクの走り方を知っているしね。我々はそういう経験が少ないから、彼らのクルマが上に上がってきたらどうしようとか、色々と考えちゃったよ。
CL:ちなみに縁起を担ぐというようなことってあるのですか。以前、このR91CP搭載のVRH35Zを開発された林義正さんにお伺いした際、「レースでは人間にはどうすることもできないことがある。たまたま鳥が飛んできたとか、たまたまゴミが風に乗って運ばれてきたとか。自分たちができるすべてを尽くした後、神社にお参りに行く」とのことでした。

VRH35Z開発者の林義正さん(中央)。長谷見昌弘さんとチーム監督の水野和敏さんの顔も見える
VRH35Z開発者の林義正さん(中央)。長谷見昌弘さんとチーム監督の水野和敏さんの顔も見える
VRH35Z開発者の林義正さん(中央)。長谷見昌弘さんとチーム監督の水野和敏さんの顔も見える
星野:僕はね、フォーミュラは赤いパンツ、GTは青いパンツを履くんだ。パンツは洗濯し過ぎてゴムのところが解れては縫い直してもらっているし、色もピンクになっちゃったりして、女房に「何かあったときに恥ずかしいから」って言われるんだけどさ。
CL:このお話、みなさんにお伝えしてもいいですか(笑)。
星野:僕はね、レースがある週の金曜日の朝に必ずお賽銭を1555円投げて二礼二拍手一礼を地元の神社でやる。それで気持ちが追いつく。もう47か48年間、なんでかわからないけど自然にやっているね。僕は縁起を担ぐね。神社行かないとレースに行けないもん。
長谷見:僕は一切しない。お宮参りとかも一切しないから。
星野:長谷見さんは縁起を担ぐようなことは一切やらないというし、練習も一切しないっていうけどさ。長谷見さんは天才だよ。だけど、練習をしないであんなに早く走れるわけがないんだ。まぁ、縁起を担ぐかどうかは人それぞれでいいと思うし、僕も人におすすめはしないけどね。高星は?
星野:僕はね、フォーミュラは赤いパンツ、GTは青いパンツを履くんだ。パンツは洗濯し過ぎてゴムのところが解れては縫い直してもらっているし、色もピンクになっちゃったりして、女房に「何かあったときに恥ずかしいから」って言われるんだけどさ。
CL:このお話、みなさんにお伝えしてもいいですか(笑)。
星野:僕はね、レースがある週の金曜日の朝に必ずお賽銭を1555円投げて二礼二拍手一礼を地元の神社でやる。それで気持ちが追いつく。もう47か48年間、なんでかわからないけど自然にやっているね。僕は縁起を担ぐね。神社行かないとレースに行けないもん。
長谷見:僕は一切しない。お宮参りとかも一切しないから。
星野:長谷見さんは縁起を担ぐようなことは一切やらないというし、練習も一切しないっていうけどさ。長谷見さんは天才だよ。だけど、練習をしないであんなに早く走れるわけがないんだ。まぁ、縁起を担ぐかどうかは人それぞれでいいと思うし、僕も人におすすめはしないけどね。高星は?
星野:僕はね、フォーミュラは赤いパンツ、GTは青いパンツを履くんだ。パンツは洗濯し過ぎてゴムのところが解れては縫い直してもらっているし、色もピンクになっちゃったりして、女房に「何かあったときに恥ずかしいから」って言われるんだけどさ。
CL:このお話、みなさんにお伝えしてもいいですか(笑)。
星野:僕はね、レースがある週の金曜日の朝に必ずお賽銭を1555円投げて二礼二拍手一礼を地元の神社でやる。それで気持ちが追いつく。もう47か48年間、なんでかわからないけど自然にやっているね。僕は縁起を担ぐね。神社行かないとレースに行けないもん。
長谷見:僕は一切しない。お宮参りとかも一切しないから。
星野:長谷見さんは縁起を担ぐようなことは一切やらないというし、練習も一切しないっていうけどさ。長谷見さんは天才だよ。だけど、練習をしないであんなに早く走れるわけがないんだ。まぁ、縁起を担ぐかどうかは人それぞれでいいと思うし、僕も人におすすめはしないけどね。高星は?

高星:やります。部屋を片付けて、お墓参りに行きます。自分はやることはやった。あとはレースは神頼みの時もあるから、ご先祖様に力を貸してほしいと。
柿元:お墓参りか。少なくとも僕の血筋の責任の一端はご先祖様にあるだろうと思うから、僕もお墓参りに行くと落ち着くというのはわかりますね。
高星:やります。部屋を片付けて、お墓参りに行きます。自分はやることはやった。あとはレースは神頼みの時もあるから、ご先祖様に力を貸してほしいと。
柿元:お墓参りか。少なくとも僕の血筋の責任の一端はご先祖様にあるだろうと思うから、僕もお墓参りに行くと落ち着くというのはわかりますね。
高星:やります。部屋を片付けて、お墓参りに行きます。自分はやることはやった。あとはレースは神頼みの時もあるから、ご先祖様に力を貸してほしいと。
柿元:お墓参りか。少なくとも僕の血筋の責任の一端はご先祖様にあるだろうと思うから、僕もお墓参りに行くと落ち着くというのはわかりますね。